ストキャスティクスとは
アメリカのチャート分析家ジョージ・レーンによって考案されたテクニカル指標の一つで、オシレーター(振幅を測るもの)分析の一種。
「%K」ラインと「%D」ラインという2本の線を用いて、ある一定期間(一般的に9日間)の最高値と最安値のレンジ内で、現在の相場がどの程度に位置しているかを判断し、売られ過ぎ・買われ過ぎといった過熱感を相対的に判断する方法です。
0%から100%の範囲で推移する。
ストキャスティクスについて
【ストキャスティクスについて解説!】
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ストキャスティクスとは
ストキャスティクスは、株価の「売られ過ぎ」、「買われ過ぎ」を判断するための指標の一つです。
「%K」と「%D」の2本のラインを表示することにより判断します。
「%K」とは、過去の一定期間における高値から安値までの範囲の中で、現在どの位置にいるかを見る指標であり、「%D」とは、「%K」を移動平均化し動きを平滑化した指標となります。
チャート上に先行する「%K」ラインと、「%K」を移動平均化することにより遅行する「%D」ラインという、動きが異なる二本のラインを表示し、その位置水準やクロスの仕方から、転換点や、割高、割安の売買タイミングを探すことができるとされています。
■算出方法は
「%K」 = { (当日の終値-n日間の最安値) / (n日間の最高値-n日間の最安値) } × 100(%)
「%D」 = { (当日の終値-n日間の最安値)の直近m日間の合計 / (n日間の最高値-n日間の最安値)の直近m日間の合計 } × 100(%)
により求められます。
「%D」は「%K」を一定期間移動平均化させたものであるため、より重要で主要な相場転換シグナルの目安となる。
「%K」ラインは「%D」ラインより敏感な線となり、通常「%K」ラインは実線、「%D」ラインは破線で表示される。
ファースト
ストキャスティクスとも呼ばれます。
また値動き大きい商品相場においては、スロー
ストキャスティクス(S%D)を使うことにより、より有効な指標となります。
「Slow%D」 = %D のm日間の移動平均で算出します。
「%K」の役目を「%D」に持たせ、「%D」の代役はより滑らかな動きをする「S%D」を使用します。
※一般的に「%K」で使用するn期間は9日間、「%D」、「S%D」で使用するm期間は3日間とされています。
■見方

《単線での見方》
ファースト
ストキャスティクスを使用する場合
「%K」、「%D」が70%以上の水準 ・・・ 買われ過ぎの状態
「%K」、「%D」が30%以下の水準 ・・・ 売られ過ぎの状態
スロー
ストキャスティクスを使用する場合
「%D」、「S%D」が70%以上の水準 ・・・ 買われ過ぎの状態
「%D」、「S%D」が30%以上の水準 ・・・ 売られ過ぎの状態
《複線での見方》
ファースト
ストキャスティクスを使用する場合
「%D」が70%以上(買われ過ぎ)の時に、「%K」が「%D」を下抜いた地点が売りサイン
「%D」が30%以下(売られ過ぎ)の時に、「%K」が「%D」を上抜いた地点が買いサイン
スロー
ストキャスティクスを使用する場合
「S%D」が70%以上(買われ過ぎ)の時に、「%D」が「S%D」を下抜いた地点が売りサイン
「%D」 が30%以下(売られ過ぎ)の時に、「%D」が「S%D」を上抜いた地点が買いサイン
■スロー
ストキャスティクスについて
スロー
ストキャスティクスは、やや遅行性がありますが騙しが少ないのが特徴です。
大きな値動きをする相場の場合、上下に張り付いてしまい役に立たなかったり、また、「%K」と「%D」ラインの動きはやや荒っぽく見づらいという欠点もあるため、よりなめらかな動きをする「S%D」を使用すると有効と考えられています。
ストキャスティクスは、あくまでも、ある限られた期間での、安値と高値を表わしているのであって、この指標ひとつだけで判断するのは、非常に危険です。
あくまでも過去の値動きを表し、今後の値動きを推し量るものですので、他の指標と併用し、投資判断の一つの目安として有効に利用しましょう。